あの日を追って…



鍵穴を探すアランには時間がなくなってきた。

こうしている間にシャルが…

鍵穴を調べた結果。

1つ目は机
旦那様達の写真

2つ目はオルゴール
仲良く2人で写っているヴェルディと女性。

3つ目は食器棚
紙が挟まっていて
「鍵が多いのはカモフラージュだから」
ベネチアさんからのメッセージらしい。

4つ目はクローゼット…

ほとんどの鍵が鍵穴に入るが差込んでも開かなかった。


「どうしろって言うんだ…」

鍵穴は多分もうない。

このクローゼットが最後の望み。

「うぁぁっ」


紙で滑って後ろに転んだ。


「いたい…何かダサいかも…」

「!?」

アランは起き上がった。

「このクローゼット…鍵穴が1つじゃない…下にもある…」

鍵穴は確認したところ、6つあった。

「全部差せば何か起きるかもしれない!」

アランの目が少しだけ輝いた。


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