あの日を追って…
「にゃははー!当っちゃったかな?」
ベネチアの放った弾丸は兵士の一人に命中した。
『貴様…ベネチア!?何をしている!!』
ベネチアは急に冷たい顔をした。
「私は今まで何のタメに貴方に従っていたと思ってるの??貴方の悪業を少しでも和らげ、人々を楽にするため。貴方の罪を和らげてきたのに…」
ベネチアは次々と兵士の弾丸をかわして、兵士を撃ちぬく。
「貴方には反省する気もないようね…」
『ベネチア…貴様…』
「ヴェルディ=ユノ=キャルベリーノ!貴方に3年の謹慎処分を下します!」
『何の権利があって…』
ベネチアは言い切る前に答えた。
「私は過去を他人に見せる事ができる。もしも旦那様にシャル(私)の過去を見せたとしたら…」
『…ッ』
「そぅよね…貴方のした事が愛する人に伝わってしまったわね。」
『ベネチアぁあ!!』
「油断はしないで。悪い事はばれるものよ。3年、反省することね。」
『貴様も油断はするべきではないぞ…』
「え……きゃぁあッ」
ベネチアの下に魔方陣が…
『我に逆らった事を後悔させてやる。お前ら…撃て。』