あの日を追って…


「生憎、誰も居ませんよ?」

一人の兵士が応える。

『は…お前、兵士だろぅ?
我に従い、そこの女を撃て。』


バンッ

弾はヴェルディを擦った。

『貴様!何をしている』


「剣しか習ってないもので…コントロールができませんよ」

兵士は帽子を脱ぐ。

『お前は…』

「シャルアムの使用人です」

< 55 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop