涙流~~RURU~~
「琴弥、おっはっよ~!」



教室に入ると元気な日南の声がして、私の肩をポンって叩いた。



いつもの事だけど、朝からテンションが高い日南。



「おはよう!日南」



「で、で?どうするか決めたぁ?」



と私の顔を覗き込んで聞く日南。



「はぁ?何を?」



「うわぁーーー。何をって。だから、昨日メールしたじゃん!体育祭だよーーー。うち、体育委員だからさ、今日のホームルームの時間に決めるんだよ」



そう言えば昨日日南がメールくれたっけ…。



あれから宿題の英語に手間取って、すっかり忘れてた私。



でも、体育祭なんてあんまりやる気なんかないし……。



日南のテンションに合わせられるかなぁ……。



不安になる私とは対照的にハリキってる日南。



「あぁ、あれね、うん。日南と同じでいいよ。日南に任せるよ」



適当に答える私。



はっきりいってどうでもいいもん。体育祭…なんて。
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