涙流~~RURU~~
「なになに?気になるわけ?その男が!」



ニヤニヤしながら、さらに顔を近づける日南。





近いって。顔が…。



そして私はまた動揺。



自転車が壊れた話から、なんだか思わず言ってしまった。



「だから…今日、自転車屋に行くんだってば」



視線を日南から机の上のお弁当に移す。



「で、それから1度も遭遇しないわけ?」



「うん…」







そう…あれから何日経ったかな。



会う事はないだろうって思ってはいたけど…。



正直こんなにずっとあの時の事を思うのは意外だった。



私にもこんな感情があったんだね。



……??……??



っていうか…これじゃあ、



なんか、これ…



また会いたいって思ってる??
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