涙流～～RURU～～

「え？？何言ってんのよ～。琴弥も出るんだよ～！！一緒に頑張るんだよ！」



へっ…？？あたし？？



あたし？？ですかぁ！？



日南はニッコリと私にそう言うと、１枚のプリントを見せた。



差し出せれたプリントを恐る恐る見る私…。



「はぁ…何これ～！」



プリントには日南の字で、何やら名前が書いてあった。



体育祭の出場項目ごとに、記入されている名前。



ん……？？クラス対抗リレー女子４名……！！



………の中に私の名前………。



「あたしーーーーーーー？？？」



あり得ないって！！だってはホームルームで決めるんでしょ。



なのになんで名前が？？



「あ、これね、うちが理想的なメンバーをピックアップしておいたやつなんだ♪」



日南は得意気にプリントをヒラヒラさせながら言った。



「あ、あ、たしは無理だよ。無理、無理、無理！リレーなんてヤダってぇ」



日南は焦っている私に笑いながら、



「だって、琴弥に相談したじゃん！それに、さっき…うちと同じでいいって言ったでしょ」



と言った。