涙流~~RURU~~
第6章~迷い~
今日は体育祭の前日準備の日。
教室で作業をしながら、思い出したように日南が言った。
「ねぇ、そう言えばさ、この前の海道、ほら、帰りにあれなんだったの??」
用意したハチマキやバトンの本数のチェック、クラスの応援団旗の作成…。
他にも細かい雑用は沢山あった。
私も作業をしながら答える。
「たいした事じゃないよ!だから…う~ん…やっぱ内緒!」
「え~~。なにそれぇ…教えてよぉ~」
何色ものカラーのペーパーを重ね、器用にペーパーフラワーを作っていく日南。
日南の細い指はリズムよく動いて作業を進めていく。
指先が器用な子はこういう事も得意なんだね。
このペーパーフラワーは応援席に飾るためのもの。
周りでもクラスメイト達が、盛り上がりながらそれぞれの作業をしてる。
こういう準備も楽しもうと思えば結構ハマるものなんだね。
「琴弥の作った花、何これぇ~??変だよぉ。作り直し~~!不器用だなぁ。全く…」
「うわぁ~。失礼ね…ひどっ~」
こんな…こんな風に……
今しか出来ない事。
こんな事を楽しんだり、バカみたいな事言ってバカみたいに大笑いして…。
今しか出来ない事……。
こうして過ごす何気ない時間もきっとすごく大切な瞬間なんだろうね。
教室で作業をしながら、思い出したように日南が言った。
「ねぇ、そう言えばさ、この前の海道、ほら、帰りにあれなんだったの??」
用意したハチマキやバトンの本数のチェック、クラスの応援団旗の作成…。
他にも細かい雑用は沢山あった。
私も作業をしながら答える。
「たいした事じゃないよ!だから…う~ん…やっぱ内緒!」
「え~~。なにそれぇ…教えてよぉ~」
何色ものカラーのペーパーを重ね、器用にペーパーフラワーを作っていく日南。
日南の細い指はリズムよく動いて作業を進めていく。
指先が器用な子はこういう事も得意なんだね。
このペーパーフラワーは応援席に飾るためのもの。
周りでもクラスメイト達が、盛り上がりながらそれぞれの作業をしてる。
こういう準備も楽しもうと思えば結構ハマるものなんだね。
「琴弥の作った花、何これぇ~??変だよぉ。作り直し~~!不器用だなぁ。全く…」
「うわぁ~。失礼ね…ひどっ~」
こんな…こんな風に……
今しか出来ない事。
こんな事を楽しんだり、バカみたいな事言ってバカみたいに大笑いして…。
今しか出来ない事……。
こうして過ごす何気ない時間もきっとすごく大切な瞬間なんだろうね。