涙流~~RURU~~

体育祭の朝

体育祭当日。



カーテンを開けると、雲ひとつない青空が広がっていた。



私はいつもより早起きをして、準備をする。



母ももう起きていて、お弁当を作ってくれていた。



おいしそうな匂いに包まれる台所。



「自分で作ってもよかったのに…お母さんありがとう」



「何言ってるの?今日は体育祭でしょ!おいしいおかず、沢山詰めておいたからね♪」



「サンキュー!」



朝の忙しい中、最近は母との会話がある毎日。



ちょっと前までは考えられなかった事。



それが今では当たり前になりつつある事実。



やっぱ…恋愛パワーってすごくない??



私は急いで朝ごはんを済ませ、制服に着替えた。



母も仕事へ行く準備を始める。



~~~♪♪~~~♪♪~~~♪♪~~~



そこへ智也君からのメール。



〔いい天気だね~!今日行くからね(^^)〕



やっぱり来てくれるんだと思うと嬉しくなる。学校で智也君に会えるなんてね……ヤバイよぉ…♪



走るのとかは気が進まないけど…智也君に会えるんだから…。



私の学校に智也君が来るなんてさ。



朝から顔がニヤけちゃうんですけど。
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