涙流~~RURU~~
ゴールが見える目の前まで来た2人。



勝敗はどっち?



ほとんど差がない。



誰もが息を飲んでゴール地点に注目する。



海道…貴人…。ゴールはすぐそこ…。



もうすぐだから…頑張れ…。






バーーーン。



『ゴールしました。1位は3年の和泉君です。続いて2位は2年の海道君です』



ゴールを過ぎ、少しの間立ち止まるあいつ。



その後、1位だった3年の和泉君と何やら笑顔で言葉を交わす海道貴人。



そして笑顔でお互い肩をポンポンってたたき合っていた。



その表情に、その姿にまた周りの女の子が騒ぎ出す。



「爽やかだよね。海道君」



「ねぇーー。足も速いし、かっこいいし。頭もいい」



「そうそう~!それにチョー優しいじゃん♪」



「彼女いないらしいよ♪チャンス、チャンス!」



「えぇ?マジ?」



「うわぁ~。ホントにチャンスじゃん♪」
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