涙流~~RURU~~
俺が持って来た弁当が小さくてよかった。



実行委員だから時間がないかもって、思ったからいつもより小さいのを持ってきたんだ。



そして、俺は食べたくもないもらった弁当を広げる。



顔を赤くして喜ぶ女の子。



なんでだよ??俺なんかのどこがいいわけ??



気が進まないまま、一口ずつ口に運ぶ。



冴えない味の弁当…。



おいしくもマズくもない味がした。



まるで、中途半端な今の俺みてぇだな。



自分でもどうしたらいいのか分からない俺。



あいつの事になると余裕なさすぎだから。



…マジだせぇな~。









だから、俺は決めた・・・・・。



この体育祭が終わったら・・・・・。



もう1度、あいつに伝えてみようと・・・・・。



それが俺にとっての『けじめ』となるように・・・・・。


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