涙流~~RURU~~
第2章~思いを感じて~
「ねぇ!!ちよっ…と待ってよ」



大きな声が後ろから私に近づく。



その声に自転車をこぐ足を止める私。




コンビニから勢いよく飛び出してきたのは、



息を切らして、大きく肩を揺らしながら私を追いかける…




店員………。




「彼」…だった。



嘘………!なんで?



どうして?



「まだ話…終わってないから」



話?…何が…?どういうこと?



「バイト中ですよね?いいんですか?」



「今から休憩…30分!」



私との距離が一歩、一歩短くなる。



「俺さ…忘れ物しちゃってさ」



「…??…」






忘れ物って……?
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