涙流~~RURU~~
ドキドキする私の心臓の音・・・・・



緊張しながらスタートの合図を待った。



そして、スタートラインに立つ山崎さんを見つめた。






『位置について……用意……』



『………バンッッ………』



スタートの合図のピストルが鳴る。



一斉にスタートを切る。



ガンバッテ・・・・・・・・・・!!!



山崎さんは順調な走り出しを見せた。



何人かは男子で、小柄な山崎さんはその速さには追いつけない。



でも、4位で次へとバトンを渡した。



次々順位が入れ替わる中、私達は4位をそのままキープする。



バトンは2番手から3番手の日南へと渡る。



バトンの受け渡しの練習もしたもんね。



日南は完璧だった。



ガンバレーーーーー!!!



日南は3位のチームとの差を縮めながら、4番手へとバトンを渡す。



そして、4番手から5番手の増川さんへ。



6番手は私。



位置について準備をする・・・・・



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