涙流~~RURU~~
1人の時間は長い。



誰かといるより1人でいる孤独な時間は、なかなか流れていかない。



だから私はテレビを見たり、雑誌を読んだり……適当に過ごす。



でも、そんな時間が嫌いではなかった。



慣れた時間。慣れた空間。



テーブルの上にはミルクティー。



時計の針は夜の10時をさしていた。



テレビの音とメールの着信音が重なった。



〔今からそっちに行く。見せたいものがあるから〕



智也君からのメールだった。



今からこっちに??



見せたいもの??



智也君が来る・・・・・。



会うなら私も智也君に言わなければいけないよね?



大丈夫?



心の準備は出来ている?



私は自分に問いかけた。








ダイジョウブ・・・・・



ツタエナキャ・・・・・イケナイ・・・・・ニゲチャイケナインダ・・・・・
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