涙流~~RURU~~

KISS

私の声が言葉となって智也君に届く。



これが私。今の私。



これが私の今のそして現実・・・・・。



こんな事聞いて、もし智也君が私を嫌いになっても仕方がないこと。



それとも呆れて怒るかな?



私はそれも覚悟してるよ。



ありのままの・・・・・『今の私』



隠さず伝えられたから。



なんかちょっと落ち着いた気持ちの私。



だから今度は、



智也君の気持ちを聞かせて・・・・・。



話すと決めた時から・・・・・



その答えを聞く覚悟は出来ているからね。




それなのに、



「…琴弥?…」



「ん…?」



「話してくれて…ありがとう。なんて言うか…話してくれて安心した」



「え……?」







それなのに…怒らないの?



何故?



そんなに優しく抱きしめてくれるの?
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