涙流~~RURU~~
流れていく・・・・・2人の大粒の涙。



寄り添う智也君とお母さんの心。



流れるのは悲しみ?苦しみ?憎しみ?



それとも・・・・・後悔?



その答えは舞華ちゃんが知っているのかな・・・・・?



それからは少しずつ冷静さを取り戻していくお母さん。








「この日記帳はね、智也が持っていてほしい。母さんが持っていくには…ちょっと…重すぎる…から…」



「分かった…大事に持っておくよ」








舞華ちゃんはこの日記の中に自分の思いを閉じ込めて、



日記を置いたまま逝ってしまった・・・・・。








もう再びページが増える事のない日記帳。



持ち主をなくした日記帳・・・・・。



ひっそりと・・・・・存在を消すかのように、



舞華ちゃんの部屋の中で眠っていた日記帳・・・・・。
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