涙流~~RURU~~
「最後のページ…読んだ?俺への手紙みたいな内容…」



「うん…」



「なんていうかさ、琴弥を信じて大事に思う事は…舞華の思いでもあると思うんだ。そう思えるようになったんだ」



舞華ちゃんのメッセージ・・・・・。



智也君に・・・・・届いたんだね。



舞華ちゃん、持ち主をなくした日記帳は、



今…智也君の手に渡ったよ。








「俺は琴弥を大事にしたい。俺はまだまだガキだし…頼りない。でも…でもさ、ずっと先になるかもしれないけど…頑張って目標の大学入って、いつか俺が自分に、自分自身に自信がついた時にはさ……」



「そしたら……」



「その時はさ……」



「俺と……」







『結婚しような』






「結婚……??」



抱き寄せられ、再び触れる唇。



「そう…その時になったら、俺と結婚して……」



智也君の熱い吐息に、その深くなっていくキスに吸い込まれそうな私。



私も智也くんの首に、背中に・・・・・手をまわす。



智也君は・・・・・・私の・・・・・大切な・・・・・人。




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