涙流~~RURU~~
「なんだよ。そんなの見せるわけないだろう。自分でやれって、バぁカ!」



「バカぁ??失礼ねーーー!」



「だってバカはバカだろっ?え、違うの?????」



「はい、はい。どうせ…うちはバカですよ…」



ふてくされたようでいて、少し嬉しそうにそっぽを向く日南。



その顔を覗き込む海道貴人。



ニコニコ・・・・・



そう・・・・・この2人♪



ちょっといい感じなんだよね・・・・!!



私の視線に気づいた2人はお互いに目を合わせて、照れたような顔をした。












そう言えば昨日海道貴人が私に言ってたっけ・・・



『彼氏と上手くいってるの?』



『うん。まぁね』



『そっか…俺の出番はなさそうだな…それはそれで…仕方がないか…。ま、俺でよければいつでも相談にのるし…。いくら竹中と仲良くても竹中にはさ、男心は分からないだろっ。だって、あいつ…竹中…あいつは天然バカだしさ…』



そう言って優しい笑顔で笑ってたっけ・・・・・。
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