涙流~~RURU~~

戸惑いながら

智也君の家は、私の家とは駅を挟んで反対側にある。



前に1度だけ智也君に教えてもらった事があった。



〔待ち合わせして一緒にいこうか?琴弥迷いそうだから心配だよ〕



智也君からのメール。



きっと方向音痴な私を心配してるんだよね。



私の方向音痴は相当なもんだよって、前に日南も言ってたっけ。



智也君も、もしかしてそう思ってるのかもしれない。



〔大丈夫!!10時には行くから智也君は心配しないで♪〕



…と、メールを返信。



〔分かった!じゃあ待ってる!迷うなよ(笑)〕



すぐにまた智也君からのメールを受信した。





そう、




不安なんて……絶対にね……見せない。




智也君にだけは、絶対に見せないよ。




絶対にね。






























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