涙流~~RURU~~
「よかった!会えて」



智也君は安心したようにつぶやくと歩き出した。



私も自転車を押しながら後について行く。



私の歩くペースに合わせて、ゆっくり歩く智也君。



そんな智也君を見つめながら思う。



『智也君カッコいい♪背が高くて、足も長いんだ♪』



後ろ姿を眺めドキドキしながら思う私。



「あ、ごめんっ。俺が押すよ、自転車」



「ありがとう」



「でも…やっぱ2人乗りしよっか?」



少し照れたように言う智也君が可愛かった。



「うん!!」



と、返事をした私は智也君の背中を見ながら自転車の後ろに乗る。



ますますドキドキする私の鼓動。



智也君は、私に沢山のドキドキをくれる人なんだ・・・・・。




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