涙流~~RURU~~
1人なった教室は、シーンとしていて不思議な気分だった。



いつもなら騒がしい空間…今は静かすぎる。



校庭の方から、掛け声がわずかに聞こえるくらい…。



サッカー部かな??



部活には入っていない私…理由は単になんとなく…って感じ…。



だから学校で夢中になれる事が何もないのかもしれない。



だから学校にこんな時間までいる事もなかった。



マジックペンを持ちながら、なかなか進まない作業。



ふぅ……。どうしよう。これじゃあ当分終わらないよ……。



困ったなぁ。



「なんで1人でこんなの書かなきゃいけないのよ」



と、ため息をついて頭を抱える私。









「うわっ、またお前かよーーー」



そこへ突然、静けさを破る声…がした。







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