涙流~~RURU~~
「琴弥ぁーーー!次の英語やばくない?レポート提出するんでしょーーー??」



隣りに来た日南が、パラパラと英語の教科書をめくりながら言った。



そうだ、レポートね…。



この前なんとか終わらせたやつ。知ってる、知ってる…。



分からないところは智也君に電話で聞いて教えてもらったんだ♪









「それでさぁ、……が……でねー、ホントに…」



日南の話にただ黙って頷くだけの私。



すると、そんな私に日南がいきなり大声を出した。



「もうーーー!!聞・い・て・る・の??」



日南の様子に慌てて我に返る私…。



「ごめん、ごめんっ」



「何?考え事でもしてたの?悩みとか…?もしあるなら、うちに話して楽になるなら聞くけど…」



考え事か……。



そうだね。私の頭の中は、色んな気持ちが回ってた。



ダイジョウブ……ヘイキダヨ……ヨクナイヨ……ヘイキジャナイ……



アタシハ……トモヤクンガスキ……ナノ二ドウシテ……??



ドウシタノ……??
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