涙流~~RURU~~

遠回りして

足の痛みはほとんどなくなった。




あれから何も変わらない毎日を過ごしている私。




当たり前のようにやってくる朝…。



そうそう、自転車。自転車だけはあの日から乗る度にギィーギィーって変な音が鳴るようになったな。




自転車屋さんにいかなきゃな…。




ギィー。ギィー。ギィー。









そんな音をさせながら、今日も学校へ到着。




「琴弥、おっはよ〜!」



「ん〜日南、おはよっ」




私を見つけると元気よく駆け寄ってきて、肩をポンって叩くのは、竹中日南。




入学してからすぐ仲良くなって、今では私の親友。




「琴弥、どしたぁ〜?テンション低いよぉ」




私の顔を覗き込む日南。
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