涙流~~RURU~~

お互いに…

智也君との待ち合わせのドーナツショップ。



時間はもうすぐ約束の6時。会うのは本当に久しぶり。



なんだか緊張してきちゃったよ。



先に着いた私はミルクティーを注文。



そして、窓際の席に座った。ここなら外の様子が見えるんだ。



時間に正確な智也君。だから…もうすぐ来てくれるはず♪。



窓から外を眺める私。



すると、遠くから走って近づく姿を見つけた。



その姿がだんだんはっきり見えてくる。




智也君!!



店の前に智也君が走って、登場。私を見つけると、ニコッと笑った。



この笑顔が好きなんだと実感する私。



「ごめん。待った??」



息を切らして、私の席の前に座った智也君……。



今日は制服じゃくて、黒のパーカーにジーンズ…。



いつもの制服もいいけど…私服もいいんだよね。



カッコいい…思わず顔が赤くなる私。



ちょっと伸びた髪の毛もなんだかますますカッコいい!!



「忙しいのにごめんね…」



「謝るなよ。会いたい時会うのは当たり前だろっ。俺だってもっと会いたくても我慢してるくらいだし!琴弥はもっとわがままになってもいいんだよ」





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