涙流~~RURU~~
俺の手がそっと琴弥に近づいて、髪に触れた。




手のひらでゆっくり髪を撫で、頬を触った。




琴弥は恥ずかしそうに俺を見る。




俺の体温、伝わってる??琴弥に触れていたいよ。このままずっと、ずっと。




軽快な音楽の流れる店内…そのメロディーも気にならないくらい俺は琴弥の事しか考えられなかった。





抱きしめたいよ……琴弥。





そしたら、驚く??





俺を嫌いになる??





抱きしめたいよ……心からそう思うのは、お前が初めて。





ねぇ……





琴弥は、俺の思い……受け止めてくれるのかな。



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