涙流~~RURU~~
たたみ終わった洗濯物は石鹸のいい香りがした。



新しく買った柔軟剤のおかげかな♪なんて思いながら、夕食の準備を始めた。



冷蔵庫にあった物で肉野菜炒めと卵スープを作る。



私の分と母の分。



母の分はラップを被せ、テーブルに並べて置いておく。



帰って来るのか、ご飯を食べるかどうかどうかも分からないけど、そうするのが私の日課になっている。










1人で食べる夕食は、いつもみたいに『寂しい』味がした。



智也君を好きになってからずっとそう…。



それまでとは違ってた。



今まで当り前だった事が当り前でなくなる事が増えていく・・・・・。









私は早々に食事を済ませ、学校の宿題をやる事にした。
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