manaloha
父と私と夕焼け空
この間からはまっているわさびのおつまみを買いに行きたくて、お父さんに電話したらタイミングよくつかまえられたので、途中でピックアップしてもらって帰って来ました。
夜のお仕事を辞めてから、お父さんとはよく待ち合わせて帰ります。
今まで夜のお仕事、ずっと反対されていたにもかかわらずママにまでなっちゃって、お父さんにはすごく心配かけっぱなしでした。
だからなのか、最近のお父さんは機嫌が良いような気がする。
これからもっと親孝行しなきゃなぁ。
おつまみの買い物を済ませて車に戻ると、お父さんは運転席でメールを打っていました。
誰と?
気持ち、顔がにやけている気がしました。
帰り道、夕焼け空がすごぉくきれいでした。
写真撮りたい
でもお父さんは車を停めてくれません。
呆れ笑いで運転するお父さんの横できゃーきゃー言いながら、仕方なく走行中の車の窓を開けて撮りました。
うまく撮れないまま、家へと続く西側の坂道を登り始めると、夕焼け空は段々ちっちゃくなっていきます。「もう駄目でしょ」
お父さんは言いました。
そのとおりです。
オレンジ色が大きくて、ピンクや薄い紫色もすごく広くて、めっちゃきれいだった。
でもまたこんな機会はあるでしょう。
そういえば昔、夕焼けのこの西の空にUFOらしきものを発見したことが何回かありました。
そのうち1回はおとうさんも一緒でした。
順番でいけばお父さんが先だけど、ずっと元気で長生きしてほしい。
その間に、もっといっぱいお喋りしたりお出かけしたりしなきゃ。
今までの一番の親孝行が孫を作ったこと、ってやばいよねー