manaloha
ピースキャンドル
他の都道府県ではあまり聞かないけれど、広島では小学校にあがると平和教育が始まります。
戦争のひどさ、悲惨さ、悲しさを訴える映画を見たり、歌を習ったり、被爆者の話を聞いたりするのです。
小学校1年生の時、初めてそれに触れた時はすごく衝撃的で、怖くて、その時間が大嫌いでした。
全校生徒が体育館で映画を観る時も、映画を観るというだけで嬉々としている生徒を余所に、隅っこで両手で耳を塞ぎ、膝におでこを押し当て、ぎゅっと目を瞑って‥
それでも悲惨で悲しい空気はマナを震え上がらせ、いつもお腹が痛くなっていました。
大人になった今でも、あの歌は頭の中に残っているし、映画の映像や資料館の空気、すべてが怖くてたまりません。
でも、子供の頃のそのままの気持ちで大人になったのではなくて、今は、いろんなお年寄りの話を聞くこと、平和活動の大切さ、が解って来て、きちんと伝えていかなければいけないことだと思っています。
怖くてもちゃんと伝えていくために、向かい合えるようになりました。
今日は、その8月6日の平和式典の夜に灯すピースキャンドル作りがありました。
一年生の親子で、キャンドルを作るのです。
まだ、なんのためのキャンドルなのか理解していない子供たちだけど、8月6日の夜、ニュースや直接、その灯を目にするでしょう。
世界平和。
争い事や戦争だけではなく、差別や虐待、貧富の差、いじめ、そういう悲しいものが全部なくなればいい。
その願いを込めて、キャンドルを灯します。
8月6日の夜、みんなにも見てほしい。
そして改めて平和の大切さを考えてもらいたいです。