manaloha
プリズム


朝晩が涼しくなって秋の気配がしますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

私は、8月の中旬に体調を崩してから、嫌でも自分自身と向き合う機会が増え、そこにぽっかりと穴が空いてしまったみたいに感じています。

ひとりで黙々と考えているとどこまでも闇に覆い尽くされそうな気がして来る。


よく、太陽みたいな、という形容をしていただくマナですが、本当は根が暗いのかもしれません。

人にはよく二面性があるといいますが、自分には二面どころか5面くらいある気がします。
ここでの役割、あっちでの役割、この人とはこんな自分だけどあの人とはこの自分。
そして誰にも見せない顔。


みんな多少はあるのでしょう。
そしてそれをうまく使い分けてる。
その方が人間関係が円滑に進むからです。


ずっとサーヴィス業に携わっていたのに、マナは苦手なのかもしれません。


どうやって折り合いをつけるのか。
どこかで妥協が必要なのか。

こんなふうに感じるのが自分だけだとは思いません。
みんなあると思う。


助けてくれようとする手を拒んだり、そもそもこんなもやもやした自分を知られるのが嫌でわざと明るく振る舞ったり。
そうすることでどんどん殻が厚くなって来る。



自分を映す鏡が曇っているのかな。
何もきれいに映せないのです。



ある人に、いい子ちゃんでいすぎだ、と言われました。
そうかもしれないと思った。
でも、それもマナです。

自分の弱さをさらけ出すことで、より強くなれる。

これもある人に言われた言葉です。
でも、今までそう出来なかったのもマナなのです。


自分の力に限界を感じるなら、差し出された手に力を借りることを覚えなくてはいけないのでしょう。


自分の人生の中で、今が、その時期なのかもしれない。


脱け出したいのです。
どうせ5面も6面もあるのなら、きらきら輝くそれにしたい。




今日だけはこんな暗いの許してね。

そして出来ることなら、お願い
マナに、力と愛のある言葉、ください。


< 18 / 36 >

この作品をシェア

pagetop