manaloha
秋祭り


昨日はお父さんの田舎のお祭りに行って来ました。

お天気も良くて、残暑見つけたという感じ。

瀬戸内海の能美島という場所なのですが、能美の小さな五つの町が毎年交代でリーダーをして盛り上げます。

今年はお父さんの生まれ育った町の番です。
しかも島に残っているお父さんの弟が今年のお祭りの指揮者をしていて、親戚がみんな集まり、朝からばたばたの大騒動。


私はちっちゃい頃以来だったので、想像してたお祭りとはひと味もふた味も違うその迫力に驚くばかりでした。

まさに男祭り。

だいばというお天狗と、雄雌のお獅子、お多福さまが男たちのかけ声で舞い、そうしながらそれに負けないように、男たちが押し合い圧し合いします。

能美の八幡神社で始まり、町をねり歩き、場所を変え、また舞い‥‥が夕方まで続きます。

最後は海のそばの広場で日が沈む中。
盛り上がりも最高潮。
お多福役のアンナちゃんの舞いでは、彼女の同級生の男の子たちが、盛り上げようとアンナコールをし、胴上げで締めた時には感動すらしました。

老若男女、みんな笑っていて、熱い1日でした。



スニーカーはいていたけど、足痛い。
お父さんは御神酒の飲みすぎでへろへろでした。

親戚の叔母さんや叔父さんがお友達と久々の再会をする姿も、おもしろかった。

親戚のお家まで帰る道では、叔母さんが、この辺は昔海だったのよ、なんて昔話をしてくれました。
お父さんは昔、このお祭りで太鼓を叩いたとか、叔父さんは若い頃お獅子をやったとか。
カイルの仮面ライダーのお面を眺めながら、ちっちゃな頃親父にお天狗さまのお面を買ってもらった、とお父さん。

時代って変わりますね。


でも変わらない文化や伝統もある。

今では島の人口も若い男の子も少なくなって、重い御神輿を担いで練り歩けないそうです。
なので5つの御神輿は、トラックでみんなと一緒に移動していました。

そのうち、5つの町が毎年合同で開催するようになるかもしれない。

だけど、このすばらしい文化と伝統の本質は、変わらず守り続けてほしい。



楽しい1日でした。
お獅子やってた男の子、キュートだったし。


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