甘い恋心
爽君の手を捕まえた


そのときの爽君の顔は
今でも覚えている

すごいかなしそうな顔と驚いた顔で
すごく苦しそうだった


「お願い
 私の話を聞いて


 
 私心配だった
 だって
 手もつないでくれないし
 私のこと
 避けてたから・・・・」



「それは俺がキスしようとしたら
 泣いて『ごめん私男の人苦手で
 付き合うのも初めてで
 手をつなぐことも無理かも』って
 ゆうから」

「それは・・・・」




「・・・・」




「ごめん
 やっぱ私が男の人と付き合うなんて
 無理だったんだね
 

 もう別れよっか


 ばいばぃ」


そして私は爽君と別れた








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