クリスマスの贈り物
私はゆっくり弘樹に話始める。

あれは私が中学一年の時の話。



「ねぇ、名前なんて言うの?」

「私?木ノ下優香だけど・・・」

「優香かー私は斉藤愛。友達第一号になってくれる?」

「うん!」

「優香よろしく~」

私たちは握手した。

これが私と愛の出会いだった。

私は初対面だと緊張して話せない性格。

でも愛は誰とでも明るく接してた。

そんな愛がすっごく好きだった。


この日から私と愛はいつも一緒にいたね。

あの日まで・・・



「優香ってもてるよねー」

「そんなことないって。」

「え~絶対そうだよ。クラスの男子ほとんど優香の事好きだと思うなー」

今日は日曜日

私と愛は街に買い物に出ていた。

愛と初めて遊んだ。

まだ少し肌寒い春の末


「ねぇ、君たち今暇?」

え?

またか・・・

高校生ぐらいの男3人が声を掛けてきた。

よくあるナンパ


私は結構よくナンパされていた。

でも一回も話にのったことなどない。

てかのるわけないでしょー

小学校の時は『小学生なんで・・・』って断ってたなー

その技でいくか・・・

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