クリスマスの贈り物

街は予想通りカップル連ればっか。

右を見ればカップル。
左を見ればカップル。

なんか虚しくなってきた。


しかも寒いし。
雪でも降るんじゃない?


「ねぇ、君一人?」


一人で悪いかよ。


ぼーっと歩いてると一人の男の人に声をかけられた。

いかにもちゃらちゃらしてる。


わたしこういうの苦手。


無視して歩くがその男は着いてくる。


しまいには横を歩き出すし。


「何なんですか?私今一人の気分なんで。」


もうありえない。

サンタさんに頼んだ私が馬鹿でした。

だからこの男をどっかにやって!


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