クリスマスの贈り物
私たちは皆の所に戻った。

おばさんは心配そうな顔で私のことを抱きしめてくれた。

本当の娘のように・・・

おばさんごめんね。

おじさんも愛のお兄ちゃんもごめんね。

私は心の中でいっぱい誤った。


「彰君の居場所が分かりました。」

若い警察官・・・渡辺さんは上司の警察官に報告した。

私がさっきした事を・・・

怒られると思った。

けど「本当は何危ないことしようとしてるんだ!って怒りたいところだが、よくやったな。」と私の頭を撫でた。


「それでは私たちはこれで・・・また報告いたします。」

警察の人はそう言って帰って行った。

渡辺さんは最後に「大丈夫だからな。」とだけ言っていた。


渡辺さんのおかげで私は危ないことに首を突っ込まなくて済んだ。

本当は怖かったんだ。

私にそんな勇気なんてなかった。

所詮私は泣く事しかできない。

自分を責めることしかできないんだ。


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