クリスマスの贈り物
第三章*恋人
「え~~~~~~~~~~~~!!!弘樹君に告られたの!?」

本日は真菜さんの第一声から始まりま~す。

あの・・・本当声大きいから・・・(笑)

クラスのみんな聞いてるから。

「真菜ー声大きいよ。」

「あ!ごめんごめん。で、どうするの?」

「どうするの?ってどうしよう・・・」


昨日はあれから家まで送ってもらった。

そして寝ただけ。

考えてなんかいないもん。


「どうしよう・・・って優香は弘樹君のことどう想ってるの?好き?嫌い?」

どんどん迫る真菜。

あっ・・・

その選択肢しかないんだ。

そりゃー

「好きか嫌いだったら好きだよ。」

「じゃあ付き合えばいいじゃん。」

「そういう好きかはわからない。確かに私の過去を受け止めてくれたのは嬉しかった。でもなんか好きって気持ち忘れた。」

「何それ~」


私の朝はこうやって始まった。


本当にどうしよう・・・

待たすのも悪いしなー

でも本当に弘樹って私の事好きなの?


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