クリスマスの贈り物
急に女の子の甲高い声。

「きゃははは(笑)」

女子の集団だった。

でも間に男???

私はその間の男を見た。


え?

嘘??

弘樹?

私はその光景が信じられなかった。

弘樹がモテるのは分かってる。

だってあんなにかっこいいもん!

でも嫌だ。


私の目からは涙。

こんな姿弘樹に見せられないよ。

私は悲しくなり諦めて帰ろうとした。


でも弘樹はそんな私に気付いてくれたんだよね。


「優香?」

私は立ち止まった。

でも涙で汚れている私を見られたくなくて弘樹の方は向かない。

「優香だよな?」

弘樹が女の子を掻き分け私のところに来てくれる。

弘樹と目が合ったが私はすぐに下を向く。

「え?何泣いて・・・ちょ、いくぞ!」

思いっきり腕を引っ張られ連れて行かれた。

後ろでは女の子達がいろいろ文句を言っていた。

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