瞳の中には君が居て
起きたら枕が涙が濡れてた。
「………………」
いまの夢は…何?
……ゆき………?
あたしは制服に着替えて、ダイニングへ向かった。
「…………?」
だけどダイニングは静まり返っていて。
キッチンにもおばあちゃんはいなかった。
「………おばあちゃんー……?」
あたしがおばあちゃんの部屋へ向かった。
おばあちゃんはまだ部屋で眠っていた。
…………なんだ…
寝てんのか…
あたしがそっと部屋を出ようとすると、
「……………心ちゃん…」
あたしはびっくりしておばあちゃんのところまで行くと、おばあちゃんは瞳にいっぱい涙を溜めていた。
「…………………」
あたしはおばあちゃんの手をぎゅっと握って部屋を出た。