瞳の中には君が居て



時が止まったかと思った。
いや、スローモーションで動いた。

「…………………」
「おっ、空星さんじゃーんっ」

不良グループのひとりがあたしに声をかける。

「…………………」



ねえ、どうして。
どうして連絡をくれなかったの。

待ってたんだよ。
あたし、待ってたの…




ゆき……




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