瞳の中には君が居て
もしかして俺は期待していたのかもしれない。
俺の推測が間違っていてほしいと。
だから病院に向かったのかもしれない。
正真正銘バカは、この俺だ―…
彼女と、他の男がキスしているところをみてしまった。
そしてあっさり捨てられた俺。
でも俺は桃を嫌いになれなかった。
だって、一度は愛した女。
いまでも愛してる女。
嫌いになるどころかどんどん好きになっていく始末。
何やってんだよ、俺。
そうしてこの島にやってきた。
ゆきたちに出会い、先輩に出会った。