瞳の中には君が居て



「…………ん…」


あたしはベッドの上にいた。


「…………?」


あたしは黙ってベッドからおりた。


喉を潤したくてキッチンにいく扉を開けようとして、やめた。


なかから、静かにはなす海斗の声が聞こえたから。


あたしは耳を澄ませる。

「……こ…んな…って…」
「…悪い…でも………」
「……だから…じゃあ…」
「……そう……」


だけど途切れ途切れにしか聞こえなかった。



「…………だ……なん…!」
「……ここを……いく…それしか…」



…………え。
嘘…いま………



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