瞳の中には君が居て



「もしかして疑ってる?怪しくないよ~」

人懐っこい笑顔をみせて言う彼女。

「……………………」

「ほかのバイトのコもいるしさ!ちょっと待ってて!よんでくる!」

そういって奥にはいっていった。

今日はめんどくさいのにいっぱいかかるなあーと思い、その場を逃げようとすると。

「ちょっと!早く~」
「……っ……何……」


聞き覚えのある、声。

「このコなの!可愛いでしょ~イケメンよね!」

「……………………!」
「…?…まじ何……!」

穂積ゆき。

「………ほ……づみ…」
「………空星…………」


お互い目を見開き、名前をよびあう。

「ん?知り合い?まあいいわ!このこ、今日からバイトにはいった空星さんよ。色々教えてあげてね、ゆきくん!」

「…………あたし……バイトに入る気な……」

「じゃあよろしくね!」

そういって出ていってしまった。

「………………………」
「………………………」




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