瞳の中には君が居て
「…おばあちゃん…!」
「心ちゃん…おはよう」
おばあちゃんは元気のない笑顔で言った。
「…どうしたの…!?」
あたしはおばあちゃんに駆け寄った。
「…ごめんね…心ちゃん…わたし、どうしても心ちゃんが怒った理由がわからなくて………」
寂しそうな笑顔で言うおばあちゃん。
「…そ…んなこと…っ」
あたしはきのうじぶんがしてしまったことをひどく後悔した。
「…っ…ごめんね…っ…ごめんね、おばあちゃん…!」
「…心ちゃんは謝らなくていいのよ…?わ…たし…が…」
「……おばあちゃん?」
おばあちゃんは眠ってしまったようにぐったりしている。
「……お…おば…?…おばあちゃん!!」