瞳の中には君が居て
どんなに揺すってもおばあちゃんは起きない。
「おばあちゃん!?おばあちゃん!!…死んじゃいやだよ…!おばあちゃん…!」
…死ぬなんて…
あるわけないのに。
あたしは完璧、動転していた。
「……っ…いや…っ…いやあ…!ひとりにしないで!おばあちゃん!!」
あたしが、ここまで感情をあらわにしたのはあのとき以来かもしれない。
そこまでおばあちゃんは大切だったんだ…
そう……
お父さんとお母さんくらいに……
「……おばあちゃん!」