瞳の中には君が居て



あたしはお風呂に入ってからおばあちゃんが作ってくれた、朝食を食べた。

やっぱりおばあちゃんの作る、愛情がこもった食事はおいしくて…
あたしは少しも残さずぺろりと食べてしまった。


制服を着てあたしは学校へ向かう。
今日はいくときのうから決めていた。
竜心にお礼を言わなきゃいけないから。

―…この島は何も汚れていない。
綺麗だね…

あたしは登校すると、真っ先に竜心のいる教室へ向かった。
教室には竜心が楽しそうにクラスメイトと喋っていた。

あたしは呼ぼうか迷った。
楽しそう…だけどきのうのお礼は直接言ったほうがいいだろうし…
あとからは思い出したみたいでいやだしな…


あたしはやっぱり呼び出すことにした。
楽しそうに喋ってる竜心には悪いけど…


「……竜心…っ…!」


あたしがよぶと、みんなん?って感じであたしをみた。




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