もしも…



突然の問い掛けに戸惑う私。




弘俊は何も言わずにじっとこっちを見つめている。



「それってどーゆう…。」


「だーかーらー!もしほんとに俺が死んだら、お前平気でいられる?」



そんなの無理に決まってんじゃん。弘俊がいなくなるなんて想像するのもいや。



心の中ではそー思ってるのに、実際に口からでてくるのは可愛いげのカケラもない言葉。



「さーね。そんなの知らないよ。
じゃあ弘俊だって、もしあたしがいなくなったらどーする?」



どーせ「よゆー☆」とか、「世界が平和になっていいな。」とか言うんだろうなぁ(涙)










< 10 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop