もしも…



「なんで?」


弘俊にとって、深い意味はないのかもしれない。でも今の私にはそこまで考える余裕がなかった。


だから、震えそうになる声をしぼり出して、弘俊に聞いた。







「なんでって、それはー…「おーい!」







ゴラアアアアアアアアア!!!
空気読めぇぇ!!




2−3空気読まない代表、
山本聡くん☆



「そろそろみんな帰るって!」


あー…。
帰るんなら勝手に帰ってくれて大丈夫だよ。
まあね、そりゃ別に私誰かに弘俊が好きって言ったことないよ?
だから協力してとかもないよ?
でもさ、少し空気違くなかったかなぁ?
フフフ…。別に普通でしたか。
そーですか……etc



私が心の中でブツブツ
言ってると、



「……じゃあ俺らも帰るか。ほら、ユウ行くぞ。」



弘俊にそんなこと言われたら、



「…うん。そだね。」


そーゆうしかないじゃないですか。




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