もしも…
「……ありがと。」
少し素直になれた。
「おぉ。」
弘俊も変にからかったりしない。
また2人で歩き出した。
山本はすでにみんなの方に戻っている。
さっきと同じでまた
無言のままーーではなかった。
「おぃ。それ高いぞ。」
「え、30円くらいでしょ。」
「バカヤロー。お前、俺様のマフラーだぞ。」
「あ、ごめん。10円だったね。」
「てめぇ…。なんで安くなってんだよ。」
「そりゃあ…。ねぇ?(笑)」
「誰に聞いてんだよ!!ついに頭イったか?……て、元からか。ごめん。」
「カッチーン。はい。ユウちゃんムカつきましたー。」
そう言って私はまた雪を投げはじめた。
2人で鬼ごっこ。(3回目☆)