もしも…
部屋に戻ってからも、私はお父さんの言葉が理解できずにいた。
そして携帯を開いた。
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To:山崎弘俊
sub:ごめん
本文
猫ダメだった…(つД`)
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メールを送信し、
また携帯を閉じる。
そしてお父さんの言葉を思い返してみる。
ポタッ
理解し終わった時には、すでに涙が溢れ出していた。
〜♪〜♪〜♪
メール着信の音がして、泣きながら携帯を開いた。
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from:山崎弘俊
sub:Reごめん
本文
まじかー
はいよわかった!
ありがとなっ
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「ウゥー…、ヒック。ひろ…、ひろとぉ。」
私は何度も弘俊の名前を呼んだ。
離れたくないよ
まだ何にも伝えてないのに
大好きだって。
ずっと隣にいたいって。
こんなのってないよ
いきなりすぎるよ
やだやだやだ!!
「ワァァーーン!!」
その夜、私は一晩中駄々っ子のように泣いていた。