もしも…




「ユウってば、今度は弘俊と何イチャついてたのよ〜。」


「そーよそーよ!冬休み明けからすぐ絡みあいやがって(笑)」




クラスの女子達はそーやって私をからかってくる。




「バカ!イチャついてもないし、絡み合ってもいませんからっ。」



ほんとはちょっと嬉しいんだけどね。
弘俊とそーゆう風に見えるっていうのは。





「ユーウっ!」




バシンッ




頭に鈍い衝撃。



「……ったぁー。」


「なあなあ!これ見ろよっ。
すごくね!?」


「うふふ。わあすごーい☆
………って、謝れよアホー!」


「お前テンションたけーな(笑)」

「あんたねー…。かよわい乙女の頭にいきなり平手打ちくらわしやがって…。」


「え、かよわい乙女ってどこ?」


「ここここ!あんたの目の前!」


「あーはいはい。そんなんどーでもいいからこれ見ろよ。」



どーでもいいってあんた…




とりあえず弘俊が先ほどからしつこく見せたがっているものを見てみる。




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