もしも…
弘俊が見せてきたのは
ケータイだった。
そして画面には…
「……!猫だー!!え、やばっ。ちょーかわいいじゃん。」
3匹の子猫が写っていた。
「だろ?昨日俺ん家の前の通りで見つけたんだ。まあ、捨てられてたんだけど…。」
「そっかー…。」
2人してしょんぼり。
「でさ、お前この猫1匹飼えないかな?俺ん家さすがに1匹しか飼えなくてさー。この黒いの1匹は松井が飼ってくれんだけどもう1人がみつかんなくてさ。」
んー…。
「お母さんとお父さんに聞いてみるねっ!てか、説得させるw」
「説得て…。お前は飼う気満々なのなwwでも、ありがとな!」
弘俊がニッコリ笑った。
あたしはこの笑顔が大好き。