もしも…


ッビク




携帯のバイブ音だ。





なんだろうと思い、
携帯を開いてみると…



――――――
from:弘俊
――――――




…は?何で弘俊?
目の前にいるのにメール?




弘俊の方を向くと、
回りにいるみんなにバレない
ように目で携帯を開くように
合図していた。




なんなんだろう?



不思議に思いながらも
メールを見てみる。




-------------
from:弘俊
sub:無題
本文

お前どーしたの?


-------------






――――へ?
どうしたって何が…







バシっ


いきなり弘俊が頭を叩いてきた。



「ちょ、何すんのよ!!」


あんまり痛くはなかったけど、
なんか意味わかんないし
ムカつく!


「へっ!ペチャぱい女」


弘俊はそう言って、
教室から出ようとしていた。




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